[1203] 死が 投稿者:トマト 投稿日:2005/03/03(Thu) 01:16
- 死が
奈落となって
飲み込もうとする
なぜ死んでしまう
なぜこんなにも
世界には
理不尽に
死があふれかえる
毎日のニュース
あたりまえのように
繰り返される
まるで記号のよう
何処何処で
人が死にました
死にました
死にました
交通事故で
殺人で
病気で
自殺で
死死死死死死
まるであたりまえのように
そこら中に
死が
奈落となって
飲み込もうと
笑っている
[1202] 月 投稿者:トマト 投稿日:2005/03/03(Thu) 00:49
- 悲しげに
うつろげに
まほろばに
それでも
それは
確かに
空にあって
いつも
地球に
よりそうように
そこに
ひっそりと
悲しげに
うつろげに
まほろばに
そこに・・・
[1201] 太陽 投稿者:風月 投稿日:2005/03/02(Wed) 15:59
- ギラギラ光る太陽は
手の届かない相手を好きになった
一度会っただけなのに
何年も何年も・・・
想いは募り
逢えない悲しさから涙を流したり
怒ったり イライラしたり
暗くなったり・・・
太陽は
何度も何度も彼女に会える様に
神様にお願いした
神様は首を立てには振らず
沈黙の闇に落ちた
[1200] 無 投稿者:風月 投稿日:2005/03/02(Wed) 15:31
- 手が届きそうな
星の下
雲は流れ流れて
何処までゆくのか
静かな海に抱かれながら
何処まで流れてゆこうか
宝石を散りばめた様な
夜光虫達
そのまま・・・
何処にでも連れて行っておくれ
[1199] 会いたい 投稿者:トマト 投稿日:2005/03/02(Wed) 00:29
- あなたに
本当に
心から
誰よりも
あなたに
遠く
悲しいぐらいに
遠く
それでも
だからこそ
心から
あなたに・・・
私は。
[1198] いつのまにかあたりまえになって 投稿者:トマト 投稿日:2005/02/24(Thu) 20:07
- いつのまにか
何事も
あたりまえになって
少し前なら
大変なことも
いつのまにか
何事も
あたりまえになって
おかしいと
思うことでも
誰もが
そう思うことでも
いつのまにか
何事も
あたりまえになって
したり顔で
こう言うんだね
仕方ないよ
それが
現実なのさ・・・
[1197] 音楽 投稿者:あや子 投稿日:2005/02/24(Thu) 10:32
涙腺三日ぶんの旋律が
濡れた足跡になって
流れ着いた方角の水辺
いつまでも砕け散る孤独の
途方もない彩り
春の訪れなど無視して
闇へ鎖へ砂へ鏡へ
聴こえない音の連なりをつくる
息の苦しさに気づいて
ようやく見上げた月
足もとに散らばる罠を
拾い集めては歌いながら
曖昧な命を誇っていた
春の訪れなど無視して
赤味を帯びた軌道が
また朝を むかえる
[1196] 一緒じゃないこと 投稿者:トマト 投稿日:2005/02/23(Wed) 01:05
- 誰も彼もが
一緒だったら
おかしいだろ
違うから
おもしろいんだろ
そう思う
一緒じゃない
それがあたりまえ
それがあたりまえ
それなのに
なぜか
見えなくなって
誰も彼もが
一緒であろうと
するなんてね・・・
なんでだろう
一緒じゃないこと
そんなこと
あたりまえなのに・・・
[1195] そよそよと 投稿者:トマト 投稿日:2005/02/23(Wed) 00:59
- そよそよと
耳をくすぐる音
悪戯のように
髪をそよがせて
頬をやさしく
なでていく
春の気配がして
そよそよと
耳をくすぐる音
いつまでも
耳をすませていた
[1194] 風 投稿者:☆皐☆ 投稿日:2005/02/22(Tue) 13:50
- 風の音に耳を澄ませて
風の音を改めて聴いて
風って色んな物を運んで
たくさんの物を運んで
この私に届けてくれる
いい香りや
花の種
あの人の気持ちまでも
風が運んできてくれます
私は風が大好きです
命を運び、安らぎを運ぶ
そんな風・・
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